吉雪|魚沼冷蔵株式会社

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はじまりは江戸時代末期の回船問屋

「吉雪」の前身「山安」は、江戸時代末期に新潟港に北前船を持ち、北海道の松前藩との交易を手がけた回船問屋でした。小千谷から米や味噌などを積んで松前藩に売り、帰途には昆布や鮭、貝柱などを買い付け、3〜5船団を組んで新潟へ戻ったといいます。
 新潟の港からは、信濃川を利用して魚沼の地へ品物を運びました。成功すれば大金持ち、台風などで破船すれば大借金! 当時としては大冒険の事業だったと伝えられています。

7代目小田島安次
7代目小田島安次

 戦後早々の、1949年(昭和24年)、山安の7代目小田島安次は冷凍・冷蔵を専門とする倉庫保管業「魚沼冷蔵株式会社(ウオレイ)」を立ち上げました。まだまだ冷蔵・冷凍技術が未熟な当時にあって、地域の人々と力を合わせ、地域最大の冷凍・冷蔵庫を建設し、再スタートをきりました。
 その後復興景気の中、業態を単なる保管業から、流通機能をあわせ持つ「海産物・塩干物卸売業」へと転換させます。他産地からの海産物を、雪深い小千谷を中心とした魚沼各地で販売するという、かつての山安の歴史と伝統を復活させる転換でした。同時に、良質な海産物の産地を全国に探し求め、運送方法や塩蔵手法、冷凍・冷蔵技術を大きく進化させていきました。
 原料の質と鮮度に強くこだわる「吉雪」の姿勢は、この頃から培われた当社の伝統なのです。

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