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2011年03月28日

贈りもののお話 「お見舞い」

「お見舞い」とは、病になった人や怪我を負った人を訪ね、
励ますことをいいます。
また、「お見舞い」から転じて、大変な状況におかれている
人や、頑張っている人のもとを訪ねたり、励ましたりする
場合にも、「見舞」という言葉を使います。

病気見舞や、災害見舞、選挙の軍中見舞、楽屋見舞など様々な
場面で使われる「お見舞い」。何よりも相手に「今より良い
状況になってほしい」という思いを込め、相手に喜ばれるよ
うな「お見舞い」をしたいものです。

そのためには、相手の状態を知っておくことが大切です。
病院へお見舞いに行く場合は、相手に連絡し、伺っても良い
状況か確かめることが大切です。
品物を発送する場合は、荷受けができるか、品物を保管して
おける環境があるのか。相手の手を煩わせることのないよう、
事前に確認しておくとよいと思います。

贈る品物としては、葬儀や血を連想させるような、白や黄色の
菊や真っ赤な花束、寝つくといわれる鉢植えは避けた方が良い
とされます。
また、品物の数ですが、一般的には奇数がめでたく、偶数でも
八は末広がりで縁起がいいとされています。四や九という数は、
死や苦と通じているため、避けた方がよい数字といわれています。

品物にかけるのし紙は「お見舞い」の場合、今の状況を引き伸
ばすようなことがないよう、右上に「のし」の付かないものを
使用します。

贈る相手に元気になってほしいという願いが、様々な気遣いに
込められています。それはきっと相手に届くことと思います。

投稿者: 吉雪 日時: 17:51 |

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