TOP > 吉雪便り > 合鴨米通信2011 vol.8 「新潟・福島豪雨の爪跡と負けない心」
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2011年08月06日
先月、7月27日から30日にかけて新潟県、福島県を襲った「新潟・福島豪雨」。
私達の地元、小千谷市でも、河川の氾濫による避難勧告や、土砂災害、道路・交通機関が
使えなくなる等、甚大な被害が出ました。
私が取材させていただいている、合鴨米農家の方の田んぼも例外ではありませんでした。
農家さんの話によると、田んぼの近くを流れる川が氾濫し、その水が流木と共に流れ込んで
きたとの事でした。
幸い、アイガモ君達は、いち早く非難させ、無事でした。ホッと一安心です(*^_^*)
安心したのもつかの間・・・
田んぼには、流された流木が稲を押し倒して、横たわっていました。
川から流れ込んだ砂が、田んぼを仕切るアゼ道を押し流し、一部の稲が流されています。
痛々しい、田んぼの状況に、言葉を失ってしまいました。
しかし、農家の方も「落胆ばかりはしていられない!!」と力強くおしゃっていました。
流木も、周りの稲を倒さない様に、丁寧にのこぎりで小さく切り撤去作業を行い、砂の排出作業も
随時行っていくそうです。
水のかかった稲をよく見てみると、無農薬で育てられ、自身の生命力を引き出された茎は太く、
根は力強く地面に張り巡らし、真っ直ぐに伸びています。
天災にも負けないその姿は、秋には黄金の稲穂をたわわに実らせてくれると思います。
農家の方と、稲達の負けない心を、ひしひしと感じながら、今後も成長の過程をお届けしたい
と思います。