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2010年09月13日

小千谷そば紀行vol.6 「そば栽培と霧の関係」

先日、そば栽培をされている農家の方からおもしろい話を聞く事が出来ました。
それは、「そば栽培と霧」の関係についてです。

そばに限らず、植物が実を付ける為には「受粉」が不可欠です。
花をよく観察してみると、2種類の花に分けられるのがわかります。

・花の“めしべ”が長く、“おしべ”が短い「長柱花」
・花の“おしべ”が長く、“めしべ”が短い「短柱花」

この2種類です。比率はおよそ半々で、そば畑の半数は長柱花、もう半数は短柱花
という事になります。
そばは、稲や麦と違い異なる種類の花の受粉がなければ実をつけません。
その為、風による受粉だけでは不十分で、ミツバチなどの虫による受粉が必要となります。

農家の方の話によると、霧が発生することにより受粉媒体である虫が多くなり、その為、受粉効率がよく
中身の詰まった美味しいそばができるそうです。
地元小千谷市は、その名の通り小さな谷に囲まれた起伏の多い土地で、そば栽培が行われている
山間地域にはこの条件が当てはまります。
小千谷の美味しいそばの秘密は、「霧」にあるのかもしれませんね(*^^)b

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投稿者: 吉雪 日時: 09:09 |

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